最近の研究で、パーキンソン病など多くの病気に、活性酸素が関与していることが指摘されるようになってきました。パーキンソン病の場合、黒質におけるグルタチオン濃度が健常者より著しく低下していることがわかっています。つまり、パーキンソン病の原因の一つとして、グルタチオンの減少に伴う活性酸素の増加により、 黒質が障害され変性してしまうことと考えられます。米国においては、Dr.Perlmutterがこの治療法を積極的に行い、有効な治療法であると報告しています。日本でも補完代替医療の一つとして、数百を超える医療機関で治療に応用されています。
また、名古屋フォレストクリニックの河野和彦先生によると、レビー小体型認知症、進行性核上性麻痺、大脳皮質基底核変性症に伴う歩行障害にも、高容量グルタチオン点滴が有効である症例が多数あり、応用されています。